フローリスト柴田

朝9：00までお見舞いのお花を病院の方にと注文があった。

朝9：00ということは、今日退院か？それを考えたら、早く届けないとと少し早く配達に出た。

受取人が男の人と女性の名前だった。ご注文主は男性であった。

それで朝車で病院まで行き、階は3階、エレベーターに乗って部屋までとどけた。

お部屋についたがだ～れもいなかったので、少し待ってみたが、なかなか来ない。

まぁ一人部屋なので、おいて行ってもいいかと思っていた矢先に、

女性が一人こっちにヨタヨタしながら、歩いてきた。

「あっ！この人だ」と思い

「こちら○○○○さんからお花を託りましてお届けいたしました。」とご挨拶をしたら

いきなり　「え～っ！」　とびっくりした様子でしたが、そのあと

辛そうだった彼女の顔が、どんどん変わってきて、なんか涙がこみ上げてるのを感じた。

そこで初めて分かったのです。受取人の二人の名前は奥さんと生まれてきたお子さんだったんですね。

たぶん一人で心細かった気持ちと一緒についてやれなかったご主人様からの意外な花のサプライズに

感動したんでしょうね。

その顔を見て自分も少し涙がウルウルしてきました。

花を配達して、幸せをもらえるっていいもんですね！！

“ある朝の出来事”には2 個のコメントがあります。

1. つたや✿ より:

   2011 年 1 月 11 日 7:00 PM

   ほんとぉ～に　花のｷｭｰﾋﾟｯﾄ　ですﾈ　（●＾o＾●）
   受け取られた方が　喜ばれたら　こちらまで　にこにこ　(^.^)　してしまいますﾈ

2. シバタ より:

   2011 年 1 月 11 日 7:12 PM

   コメントありがとうございます。これが花屋のだいご味ですね。
   花屋をしていてよかったと思う瞬間ですね。