フローリスト柴田

酒田の花屋

フローリスト柴田です。

 

 

 

本日は、お見舞い用のアレンジメントです。

 

 

 

 

 

ピンク系でとのことでしたので、こんな感じでお作りいたしました。

 

 

ところで皆さんは転失気って知っていますか。
実は、自分は転失気と言う言葉を知りませんでした。
転失気は（てんしき）と読むのですが・・・

 
先日、テレビを付けたら落語をしてまして
そのお話が転失気だったんですね。

 

そのテレビを見ていて、まぁ途中から見たということもあるんですが
転失気っていったいなんだろうと思い思わず見入ってしまいました。

 

お話の内容としては、和尚が医者から
「転失気はありますか？」と聞かれるんですが、
知らないことを知らないと言えない
逆に言えば、知らないのに知ったかぶりたいと言った感じなんですかねぇ～

 

和尚が「あ～転失気ですか～？ございません」と言うんですね！

 

ところが、転失気を知らない和尚、小僧を使ってなんとか転失気の意味を知ろうとするんですね！
そんでもって、小僧にうまいことを言って近所に聞いてこらせようとするんです。

 

ところが、近所の主人も転失気を知らない！
しかし知らないと言えない主人が知ったかぶるんですよ！

 

まぁよくある落語の話なんですが、たぶん転失気と言う言葉も
落語で使われてるだけだと思うんですが

 

どんな人も、若いときには、「そんなのも知らないのか～」と言われながら、
教えてもらったりもするんですが年を重ねてくると、知らないことも、
知らないと言えない。

 
ましてや、年下の人から、いろいろ聞かれたりすると
師匠にでもなった気分で、物を教えたりしたがるものです。

 

 

話は、変わるんですが

 

 
これは、昔自分が花屋に勤めてしばらくしてからの事なんですが
花屋のお母さんら、「シバタく～ん！作業場に行ってゴット持ってきて～」と言われたんです。

 

まぁ行けばわかると思ったシバタくん！
「がったん　ゴット～！がったん　ゴット～！」と口ずみながら作業場に行き見渡したんですが見当たらない。
「お母さん　ゴットありませんでしたよ～」
「あるっだな～」そうです。あるんです。ちゃんと・・・！

 
もう一回見に行くシバタくんですが、やはり見つけられない。
もう一度「お母さん、やっぱりゴットありませんでしたよ～」
そうなんです。シバタ君は、ゴットを見つけられないんじゃないんです。
ゴットを知らなかったんです。

 
それに気づいたお母さん
「あのよ～！黄色の斑点の入った葉っぱよ～」若干イライラしているお母さん！

 

ここで大きなミスを犯すんです。
シバタ君、葉っぱと花を聞き間違えるんです。

 

「黄色の斑点の入った～は～な～！」呑気に探すシバタくん

 

イライラつのるお母さん！
なぜイライラしていたかと言うと、
某料亭のちょっと癖のある女将さんが花を買いに来ていたんです。

 

なのでお母さんとしては　ここは、スムーズに終わりたいわけですよね～！
ところが　ところが　頼んだ相手が　シバタくん！
知らなと言うのは恐ろしいもんですよね～。
「やっぱり、ありませんでした～」と言葉を発した目の前には
イライラが頂点に達したお母さんと、横目でにらむ　癖女将がおりました。

 

 

 

そのゴットとはコチラです。↓

 

 

 

 

 

 
やっぱり　知らないものは、知らないと言った方がいいんですよね